ダウンタイムとは?
二重手術の場合のダウンタイムは、手術してから患部の腫れが引くまでの期間の事を指します。
二重手術の種類により、ダウンタイムは大きく異なります。
ダウンタイムは二重手術の術式によって異なる
二重手術は、大きく分けてまぶたに糸を通して留めることで二重を形成する「埋没法」と、まぶたを切って二重を形成する「切開法」の2種類があります。
糸の止め方や切開の方法でさらに細かく分けられ、ダウンタイムも異なります。
埋没法の種類
埋没法には、挙筋法と瞼板法の二種類があります。
まぶたの裏側とまぶたを開く筋肉である「挙筋」を、医療用の特殊な糸で結んで二重を作る方法です。
まぶたとまぶた裏の瞼板を医療量の糸で結んで二重を作る方法です。
埋没法は、挙筋法よりも瞼板法の方が腫れが少なく、ダウンタイムが短いといわれています。
また、まぶたの厚さや皮膚の状態、なりたい二重のデザインによって、糸を何か所で固定するか決めます。
留める数が多いほど持続力は上がるとされていますが、ダウンタイムが長くなる傾向があります。
切開法の種類
切開法には、全切開と部分切開の2種類があります。
目頭から目じりまでを切開し、二重を作る方法です。まぶたが厚い場合は脂肪を除去して行います。永久的な二重を手に入れることができるのがメリットです。
まぶたの中央を部分的に切開し、皮膚を糸で縫い合わせて二重を作る方法でミニ切開とも呼ばれています。半永久的に持続しますが、ごくまれに戻ることがあるので覚えておきましょう。
切開法は、まぶたを切って糸で皮膚を縫い合わせ癒着させるため、手術後1週間で抜糸が必要です。
抜糸後も、二重のラインに長く赤みが残ります。
ダウンタイムについて
埋没法との手術方法のダウンタイムの目安は以下の通りです。
手術方法 | ダウンタイム | 洗顔 | アイメイク |
---|---|---|---|
埋没法1点留め | 2~3日 |
手術翌日からOK |
術後3日は控える |
埋没法2点留め | 3日~1週間 | ||
埋没法3点留め | 1週間~10日 | ||
全切開法 |
腫れ:1~2週間 |
抜糸後から可能 | |
部分切開法 |
腫れ:1周間以内 |
※あくまで目安なので必ず執刀医に確認してください。
二重整形は患部に負荷が加わると糸が取れたり傷口が開いたりする可能性があるため、アイメイクを落とすときは目を擦りすぎないよう注意しましょう。
痛みについて
手術中は局部麻酔をし、意識がある状態で手術を行います。
痛みはなく、皮膚が引っ張られたり触られたりする感覚しかありません。
手術後は、クリニックから痛み止めをもらいます。
指示通りに服薬すれば、術後に痛みが出ることはないでしょう。
ダウンタイムは執刀医に必ず確認
ダウンタイムの長さは術式によって差がありますが、元々のまぶたの状態によっても左右されます。
まぶたが厚ぼったいと、ダウンタイムは長くなる傾向にあります。
さらに、執刀医の技術力によっても変ります。
カウンセリングで執刀医に相談し、ダウンタイムについてしっかり確認しましょう。